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多角的な視点で異文化理解を深めることの大切さ

  • 国際交流学科

長久保 美有 Miyu Nagakubo

聖心は、先生と学生の距離が近く、先生方がとても親身で1年次から様々な領域を学ぶことができると聞いて、ぜひここで学びたいと思い入学しました。都心にありながら、緑豊かな環境も魅力でした。
幼い頃から他言語にふれる機会も多く、高校生のときには国際交流部に所属し様々な国の方々と交流をした経験から、国際交流学科異文化コミュニケーションコースに進みました。

1年次の学びが多角的な視点を養う

聖心のよさは、なんといっても1年次で様々な分野を学べることだと思います。私は教育学、心理学、法律などを学び、1年次での学びを通じて、未知の分野への興味に気づくことができ、多角的な視点を養えたことは、2年次にすすんだ専門分野でも、視野を広げ、俯瞰して物事をとらえることにとても役立っていると思います。

課外活動団体では、体育系、文化系に加え、SDGsの問題に取り組むサークルや難民支援について考えるサークルなどがあることも魅力のひとつだと思います。私はチアリーディング部と茶道部に所属しています。チアリーディング部では、副キャプテンとしてチームワークの重要性を痛感し、後輩の指導にあたりながら、どんなことに対しても前向きに取り組む姿勢が身につきました。2021年の関東大会では、コロナ禍で出場団体が少ないなかではありましたが、チアフルダンス部門で準優勝を頂くことができたことも忘れられません。

他民族?異文化理解を深める授業

2年次は、コロナ禍でオンライン授業が中心ではありましたが、先生方が生配信での授業を積極的に取り入れてくださったので、スムーズに授業に参加できました。授業では、先生方が学生ひとりひとりに声掛けをしてくださり、学生間の意見交流の時間が設けられているなど、温かい配慮を感じました。
国際交流学科異文化コミュニケーションコースでは、コロナ禍で留学が難しいなか、先生方がスウェーデンのストックホルム大学の学生とオンライン交流の機会を設けてくださいました。週1回(全9回)、日本語と英語で、スウェーデンと日本のさまざまな文化や習慣の違い、逆に共通点について話し合いを持ち、この経験から、肌で「知る」ことの大切さを実感することが出来ました。

留学を通じて

大学での学びを深めるなかで、留学熱が高まり、現在カナダに留学中です。
カナダは多文化主義を実践している国ということもあり、異文化理解には一番適しているのではないかと考え、この国を選びました。
留学してまず感じたことは、学友の年齢の幅がとても広いことでした。カナダはもともと、教育にかける国家予算が高く、学費も安価なため、年齢に囚われることなく、学ぶ意欲さえあれば機会はいくらでもあることに感銘を受けました。留学仲間の社会人の方から、カナダ移民を目指す文化背景、経済的、社会的要因を学ぶことで、少しでも多くの国が平和で安全に過ごせるようになることを以前よりも強く思うようになりました。
また、イラン人の友人を通じ、中東女性には、厳しい宗教の規則があることを知るなど、生まれ育った環境によって、ものの見方、考え方に違いが生まれることを日々実感しています。世界中に友達ができることで視野が広がり、様々な国に対する興味関心とともにシンパシーを感じるようになりました。
9月からはじまるカレッジの本科では、社会学を学ぶ予定です。現在起きている社会問題の多くは、それぞれが独立した問題ではなく、歴史的、社会的背景のつながりのうえに起こっているのだと感じ、異文化理解を深めるためにも役立つと考えています。

  • 国際交流学科
長久保 美有 Miyu Nagakubo

これからは、大学での学びや課外活動で得た自信を糧に、自身の価値観にとらわれず、物事をあらゆる視点から柔軟にとらえ、グローバルに活躍していきたいと思います。

※記事内容は2022年8月時点のものです。

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