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スリランカで「グリーンユース?コミュニティ形成事業」に関するスタディ―ツアーを実施

聖心女子大学はJICA(国際協力機構)の「草の根技術協力事業」に採択され、スリランカ有数の最高学府であるペラデニヤ大学大学院と共同で環境教育/ESD分野の国際協力(公立学校を拠点としたゴミ問題解決のためのグリーンユース?コミュニティ形成事業)に本年3月から取り組むことになりました。

この事業に合わせて、国際協力の専門家や国際理解教育の実践者を目指す学部生を対象にスタディツアーも2023年3月と8月に実施しました。村での聴き取り調査では、予想以上にコロナ禍と経済危機にあえぐ村民の声と学生達は出会い、地球規模課題の深刻さを改めて認識。栄養も十分に摂れない子ども達に少しでも希望をもってほしいという思いのもとに、聖心女子大生は自作の「環境すごろく」などを通して子どもや現地の先生方に多くの笑顔をもたらしていました。今後も慶應義塾大学大学院メディアデザインpt老虎机游戏科の協力のもとに現地のニーズに即した事業を推進していく所存です。なお、同年8月に実施した環境/ESD(持続可能な開発のための教育)ワークショップをはじめとしたスタディツアーの報告書はこちらより閲覧できます。

(教育学科?永田佳之教授)

参加学生の声
今回のツアーでは現地で、顔が見える国際協力を体験させていただきました。「途上国」と呼ばれる国の中でも経済状況は様々で、今回の旅で出会った人たちは比較的豊かな人が多かったです。しかし、村に入って調査をしてみるとコロナや経済危機の打撃を受けている人も少なからずいることがわかりました。本当に助けを必要としている人に、見ず知らずの私たちに涙を流しながら辛い現状を打ち明けてくれた彼女まで届く国際協力をしたいと、強く心に思った旅でした。

支援先の小学校の生徒たち
現地の大学院生と調査をする学生たち
JICA事務所で活動報告をする学生たち
生徒との休み時間
野外ワークショップの光景
小学校でのワークショップで学ぶ子ども達
小学校でのワークショップ終了後