コード DF22-01
系列 系列:西洋史
授業科目 ヨーロッパ中世史Ⅰ
副題 (中世都市リヨンの法曹家市民たち)
副専攻 D3
担当者 印出 忠夫
単位 4
期?曜時 通年 水2
対象学年 1(B)?2?3?4年
特記事項

学習目標
 リヨンの法曹家市民の例を通じて、ヨーロッパ中世末期の都市において、都市共同体の上層に位置した市民が果たした歴史的役割を理解する。
授業概要
 中世末期の14,15世紀、フランス王国とドイツ帝国の狭間に位置して独立性を維持していた都市リヨンは、しだいにフランス王権からの政治的圧力を受けるようになる。
 この時代にはまた職業的法律家の社会的需要が増し、いくつかの法曹家家系は都市社会で指導的な役割を演じるようになった。新興階層として彼らはどうのように自分たちの地位を確立し維持したか、また王権に対応しつつどのように都市共同体を運営したかを解明したい。
テキスト
 特になし。
参考文献?課題図書
 図書館を通じて推薦図書を発表しますが、これはリヨンへのイメージを持つための文献であり、授業に必ずしも直接役に立つ本ではありません。
受講生への要望
 明快な講義を心がけますが、私の講義は一度欠席すると分かりにくくなるらしいので注意してください。
評価方法
 出席と学年末のレポート。
 毎回、リアクションペーパーの提出を求める予定。
授業計画
1.イントロダクション
2.リヨンのイメージ
3.古代から初期中世のリヨン
4.同上
5.11世紀のリヨン
6.12世紀のリヨン
7.13世紀のリヨン
8.同上
9.中世末期のリヨン-イントロダクション
10.都市制度-領主裁判権
11.同上-国王裁判権
12.同上-教会裁判権
13.法曹家階級の出現
14.職業上の収入源
15.職業外の収入源
16.財産形態の変化(14世紀から15世紀)
17.都市自治への参加
18.法律顧問
19.法曹家市民と都市の危機
20.権力の掌握
21.法学的素養
22.同上
23.生活様式
24.同上
25.法曹家支配下のリヨン
26.同上
27.同上
28.貴族への階段
29.同上
30.まとめ
自由記述欄

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