コード MG17-01
系列 系列:I. English Studies
授業科目 英米文学特講4-2
副題 (イギリス女性作家を読む)
副専攻 A2?M2
担当者 中川 僚子
単位 2
期?曜時 後期 火2
対象学年 3?4年
特記事項

学習目標
 Jane Austenの最後の長編小説Persuasion(1817)を読む。Persuasionでは、それまでのAusten作品に特有の登場人物に対する語り手のアイロニカルな距離感が薄らぎ、人物の感情に寄り添うような接近がみられる。本講義では、テクストを精緻に読み込みながら、自然や風景の描写に特に注目することで語り手の立ち位置の変化について考察する。 Charlotte Bront?、D. H. Lawrenceの作品との比較の視点も盛り込み、学期後半においてはその他の多様な批評的視点からも検討を加える。
授業概要
 講義を基本的枠組みとするが、テクストをめぐる問題提起や関連テーマについての基礎情報の収集?発表等、受講者の積極的参加を期待する。毎週、予習として指定範囲の原文を精読して臨むこと。
テキスト
 Jane Austen, Persuasion, w, w, Nerton & Co, 1995.
参考文献?課題図書
 適宜、紹介する。
受講生への要望
 予習としての原文精読と積極的参加。
評価方法
 出席、授業への積極的参加、期末レポートにより総合的に評価。
授業計画
1.イントロダクション
2.Jane Austen's letters on Persuasion
3.Charlotte Bront?とJane Austen
4.D. H. LawrenceとJane Austen
5.Julia Kavanagh, "The Language of Feeling"
6.Jane Austen, Emma
7.語りの構造(1)
8.語りの構造(2)
9.A. Walton Litz, "New Landscapes"
10.フェミニズム批評の視点から (1)
11.フェミニズム批評の視点から (2)
12.Persuasionと感情教育
13.ポストコロニアリズムの視点から(1)
14.ポストコロニアリズムの視点から(2)
15.まとめ
自由記述欄

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