
専任事務職員を募集します。
詳細は各募集要項をご参照ください。
2023年度 職員募集に向けたメッセージ


聖心女子大学は、日本で最初の新制女子大学の一つとして1948(昭和23年)に開学し、2023年に創立75周年を迎えました。
開学以来、資金や資材の不足、社会的な逆境など幾多の困難を乗り越えて、今日まで大学を支えバトンを引き継いで来ることができたのも、本学に関係した全ての人々の「聖心の教育」に寄せる強い思いがあったからだと思います。
人を一人ひとりかけがえのない存在として慈しみ、その幸せを祈りつつ、学生一人ひとりが自ら信じるところに従って学業を修め、それぞれの社会の持ち場で自ら灯火(ともしび)をかかげ続けることができる人材を育てたいという願いが本学の建学の精神であり、このことは今日に至るまでいささかも変わることなく、本学大学人に受け継がれています。
社会が変容し、人の価値観や人間関係が大きく変わりつつある中で、大学経営も以前に増して難しくなっているのは確かです。本学は、教育理念の具現化の一つとして、「広い視野で教養を身に付け、全人的な人間形成をめざすリベラルアーツ教育の充実と実践」を標榜していますが、すぐに結果を求めようとする近年の風潮にあって、その道のりは決して平坦なものではありません。
このような社会の激しい動きの中にあって、何をどう守るのか、どのようにしてそれを効果的に顕在化させていくのか、あるいは新しい環境にどう自らを適応、進化させていくのか、大学づくりは困難な課題にあふれています。
このミッションを託されるのは、今回募集対象となっている皆様です。情報化、グローバル化が進むなか実務によく精通し、将来を見通す力を自ら培うとともに、職員各人には人間的にも成長が求められます。それは快適な職場づくりとリーダーシップの基礎であるばかりでなく、課題を解決する上で重要な要素であると思います。
これからの大学づくりは、豊かな人間性と柔軟な思考力をもった職員によって担われることが大切だと考えています。新しい働き方や社会の在り方を模索する動きにも注目し、広い視野、より大きな枠組みで課題に挑んでいただきたいと思います。
このたびの職員募集にあって、大学という職場で学生が自分の世界を広げていくことを手助けし、自らも成長していく意欲をもった方が応募され、一緒に働く仲間になりたいと願っています。
事務局長 関 昭裕
- 【参考】
- 1916年 財団法人私立聖心女子学院高等専門学校設置
- 1948年 聖心女子大学開学
- 設立母体 聖心会(カトリック女子修道会)
- 設置主体 学校法人聖心女子学院